不織布三層構造マスク
気になる疑問

シロアリなどの害虫駆除の作業中に子どもや赤ちゃんがいても問題ない?

赤ちゃんがいても害虫駆除は大丈夫?

ケムシやムカデ、ゴキブリなどの害虫が大量発生した!

そこで、害虫駆除業者に依頼しようと思ったけれど、ある不安が頭をとおりませんか?

業者の使う駆除剤は子どもや赤ちゃんに害がないだろうか…

現在は、厚生労働省が認可したほとんど無害の薬剤しか使用していない害虫駆除が多いです。

しかし、大人とは違い解毒機能がほとんど無い子ども達は、薬剤の影響を受けやすいことは言うまでもありません。

だからこそ母親が知っておくべき知識を本記事ではまとめています。

害虫駆除の作業中に子どもや赤ちゃんがいても大丈夫?

ムカデやゴキブリ、ダニ、ノミなどが発生すると、自分の手で駆除するのが難しいため、害虫駆除業者に依頼するという方も少なくありません。

しかし、業者が作業時に使用する駆除剤が子どもや赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼさないか不安になる方も多いのではないでしょうか。

特に小さいお子さんや妊娠中の方がいるご家庭であれば、神経質になって当たり前です。

そのため、使用薬剤の名称とその薬剤がもたらす健康被害については、事前に確認しておく必要があります。

妊娠中に駆除をお願いしても問題ない?はコチラをチェック!

赤ちゃんや子どもがいることは事前に伝えておく

まずは、どの害虫駆除業者に依頼した場合でも不安に思っていることは申し込み時に相談しましょう。

  • 現在3歳の娘がいて…
  • 小学生のアトピー持ちの子どもがいます
  • 現在妊娠8ヶ月ですが、立ち会いしてもよろしいでしょうか

などですね。

そのうえで、上記のことが不安だから、薬剤の使用について説明をお願いすればよいのです。

まともな害虫駆除業者であれば、お客様の立場で不安を解消してくれることは間違いありません。

むしろ説明をないがしろにするような業者であれば、早急に他の会社に依頼したほうが良いのです。

相談することがニガテな方も、この点は図々しいと感じるくらい頑張ってください。

害虫駆除業者が利用する駆除剤の多くは人間に無害

ここで少しだけ安心できる情報を残しておきます。

それは、害虫駆除業者が使用している駆除剤のほとんどが、哺乳類が吸引しても健康被害を起こさないモノを使用しているということです。

厚生労働省で認められている薬剤を使用することで、住民もしくはその近隣の方の健康を守っています。

とはいえ、妊娠中の方や小さい子ども、赤ちゃんがいるご家庭は油断できません。

シロアリ駆除を例として解説します。
主に、シロアリ駆除に使用する薬剤は以下のとおりです

  • ネオニコチノイド系
  • ピレスロイド系
  • フェニルピロール系
  • フェニルピラゾール系
  • カーバメイト系

それぞれ、シロアリの神経や呼吸障害を引き起こす効果があります。(詳しくはコチラをご確認ください)。

この害虫駆除剤は害虫の神経に作用して駆除するように開発されているため、神経や臓器に悪影響が及ぼすのです。

これがある程度成長した人間であれば健康被害が起きる可能性は限りなく少ないでしょう。

しかし、お腹のなかで細胞分裂を繰り返している胎児は解毒機能がほぼありません。

そのため、通常であれば健康被害を及ぼさない薬剤であっても、完全に安全とは言えないのです。

特に影響を受けやすいと言われている胎児や成長期である子ども、赤ちゃんはたとえ哺乳類に健康被害を及ぼさないとはいえ、やはり吸引させるべきではないでしょう。

家庭で殺虫剤の汚染を多量に受けて出産した子どもは、通常の健康な子どもと比べて白血病にかかってしまうリスクが約2倍に増加するとも言われています。

もちろん、多少吸った程度ではまずその危険性はありませんが、不安にならないためにも完璧な対策は必要不可欠です。

犬やネコなどのペットを飼っている場合

犬やネコなどのペットを飼っている方も注意が必要です。

害虫駆除剤のほとんどが哺乳類には無毒だと説明しましたが、薬剤の種類によっては犬やネコのペットに悪影響を及ぼす場合があります。

また、特に注意しなければいけないのは哺乳類系のペットではなく魚や爬虫類系ですが、どちらにせよ依頼する前に相談するようにしましょう。

人体に害がない駆除剤が、他の生物にまで害がないというわけではないことを忘れないようにしてください。

ペットに駆除の影響はないか心配は下記をチェック

業務用ではなく市販の殺虫剤なら赤ちゃんや子どもにも安心なのか?

業務用と聞くと量が多い効果が強いなどと言ったイメージを思い浮かべますよね。

そのため、赤ちゃんや子どもがいるご家庭では市販の駆除剤を購入して自分で駆除したほうが良いのかも?と思う方もいるかもしれません。

しかし、その考え方は大きな間違いです。

過去には市販の害虫駆除剤を使用したことで下記のような被害が実際に起きています。

健康被害の事例
  • 隣の空き地に薬剤が撒かれた夜に、呼吸困難、手足のしびれ、頭痛の症状が6時間異常続いた。
  • 庭の樹々に化学肥料をまいたさいに、その臭いを嗅いだ後呼吸困難と頭痛を引き起こした

ここからも分かるように、害虫駆除剤は市販であろうとなかろうと、私達の身体に悪影響を及ぼす危険性は常にあることを忘れてはいけません。

家族を守るなら駆除業者に依頼したほうが良い理由

市販の殺虫剤を個人で使用するよりは業者に任せたほうが安心だといえます。

まず、殺虫剤というのは、“人間には害がないけれど、害虫には少量でも死に至るほどの効果がある”ということです。

しかし、いくら人間には害が無いと言っても、それは害虫を駆除するために効果的な濃度の駆除剤を使用した場合であると言えます。

つまり言い換えると、適量の濃度を守っていない駆除剤であれば、少なからず健康被害が起きかねないのです。

その判断をシロウトの私達がつけることはほとんど不可能に近いといえますよね。

現在開発されている殺虫剤は、急性毒性が弱いことはもちろん、慢性毒性も非常に弱く、産まれてくる胎児にも悪影響を及ぼさないためにいろいろな研究が行われて製造しています。

その工程を経て、ようやく厚生労働省に医薬品もしくは医薬部外品として申請し、国が定めた薬事法によって審議会とそれぞれの分野の専門的検討が行われた上で使用の許可がおります。

わかりやすく言うと、それだけ母親の身体にはもちろん、胎児にも安心な駆除剤が開発されているということです。

これを適正に使えるのが、やはり害虫駆除業者でしょう。

薬剤を使用するのが不安に思うからこそ、プロの業者に依頼することをオススメします。

赤ちゃんや子どもを守るために覚えておきたい注意点

対策やカンタンな駆除のさいに市販の薬剤を利用するさいには、赤ちゃんや子どもを守るために気をつけなければいけないことがあります。

それが誤飲です。

誤飲とはその名のとおり、駆除剤の商品を誤って口にいれてしまうこと。

独立行政法人国民生活センターが発表した誤飲による健康被害の調査39件のうち、33件が3歳以下でそのうちの7割が1歳以下であることがわかっています。

上記でも言ったとおり、子どもや赤ちゃんはその毒性による被害を受けやすく、それを直接体内にいれてしまった場合、最悪のケースに陥りかねません。

保管場所や使用場所などは十分に考慮の上で決めるようにしましょう。

害虫駆除.jp